腹腔鏡による移植用部分肝採取術(外側区域グラフト)は2022年4月に保険収載されました。慶應義塾大学病院では2022年8月から本術式を導入し、良好な成績を収めています。
腹腔鏡手術の利点は、①傷が小さいこと、②腹腔内の臓器が空気にさらされないこと、③カメラの拡大視効果で精緻な操作が可能なこと、などがあげられます。
慶應義塾大学病院ではいち早く腹腔鏡下手術を導入していました。これまでに施行した腹腔鏡下肝切除術の経験を生かして、腹腔鏡下でのドナー肝採取術をスムーズに導入することができました。
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